フレームまで完成していた状態から外装パーツを取り付けていくと、EZ-8「らしさ」が感じられるようになってきます。胸部の外装は特に印象的で、陸戦型ガンダムとは異なる現地改修機らしい無骨さがしっかり造形されています。
成形色は落ち着いた白(アイボリー?という感じです)で、派手さはないものの、素組みでも十分に雰囲気が出るトーンです。外装をはめ込むたびに、フレームの上に実戦機の装甲が積み重なっていく感覚があり、組んでいて楽しい工程でした。

頭部外装はEZ-8の象徴ともいえる補修跡のようなパネルラインが丁寧に再現されており、組み上がった瞬間に「渋い顔つき」が完成します。パーツ分割も細かすぎず、組みやすさと見た目のバランスが良い印象でした。頬のラインやヘルメット部分の段差はスミ入れをすると一気に情報量が増すと思います。
ただ、唯一残念なのは、昔のキットだけあって頭部は前後はめ込むタイプなので、後ハメ加工をした方がよりリアルに仕上がると思います。(旧MGのガンダム系によくある後ハメですが、若干めんどくさいです(笑))

腕や脚の外装は、フレームの可動を邪魔しない設計になっており、外装を付けても動かしやすさが損なわれません。脚部は特に面構成がよく出来ており、外装を取り付けることで重量感が増し、MGらしい密度のあるシルエットに仕上がります。膝周りの装甲は組んでいて気持ちよくはまってくれます。外装を付けた状態でも膝の可動がある程度確保されている為、完成後のポージングとしては膝立ち位までなら可能です。

背面については、バックパック(コンテナ)をセットしていない状態での写真になりますが、流石にバックパックを背負わせると、バランスが若干悪くなります。それでも背中のパネルラインや腰周りの装甲は情報量が多く、素組みでも十分に見応えがあります。
武装の組み立てとディテールの印象

武装類はどれも組みやすく、MGらしいディテールがしっかり入っています。まず100mmマシンガンはパーツ分割がシンプルで、組み立てにストレスがありません。その割に組んだ時の見た目もいいですし、素組みでもリアルな雰囲気が出るのが嬉しいポイントです。
完成後に持たせた時の安定度は若干不足していると感じました。昔のハンドパーツの構造なので仕方ないかなと思いつつも、残念なポイントです。
ビームライフルはスコープ部分の造形が細かく、部分塗装でもいいので塗装をした方がより見映えするタイプの武装だと思います。全体的にシャープなラインでまとまっており、EZ-8の実戦的な雰囲気とよく合っています。持たせたときの存在感も強く、マシンガンとはまた違った良さが出るのが魅力かなと感じます。
シールドはEZ-8特有の補修跡を思わせるパネルラインが再現されており、裏側のディテールもそこそこ作り込まれています。ポージングさせる時には裏面のメカディテールもチラっと見せたくなる仕上がりです。接続部は個体差があるかもしれませんが、やや緩く感じました。シールドを構えた姿はEZ-8らしい「現地改修機ならでは感」が出て、完成後の見どころのひとつになります。
個人的に手首パーツは正直イマイチな出来だと感じましたが、トータルのポージングの自由度としてはそれなりに高いかなと思います。
完成後の外観と可動のまとまり
外装と武装をすべて取り付けると、フレーム状態とは比べものにならないほど実戦機らしい存在感が出てきます。陸戦型ガンダムよりも落ち着いたシルエットで、全体的に密度感が高いと思いました。特に胸部と脚部のボリュームバランスが良く、立ち姿が非常に安定しています。
可動についても外装が干渉しにくい設計で、膝・肘の曲がりはそれなりで及第点という感じです。武器保持力はハンドパーツのせいで安定度はイマイチです。マシンガンを構えたときやビームライフルを持たせたときは精密な雰囲気が出るため、どちらの武装でも似合うかなと思います。素組みにも関わらず、ここまで雰囲気が出るのは、MG EZ-8の完成度の高さを感じる部分でした。
良かった点と気になった点
良かった点
- 外装の面構成が綺麗で、スジボリも似合いそう
- 武装のディテールがそこそこ良く、満足度も高め
- 今時のMGのフレームと違い、組みやすい
- ウェザリング塗装やジオラマ向け
気になった点
- 成形色の白は好みがわかれるかも知れません
- ハンドパーツがイマイチ(武器保持力△)
- 頭部が前後でモナカ割構造
まとめ
かなり昔のMGを久しぶりに組んでみましたが、流石に時代を感じました。それでも、当時の技術をふんだんに取り入れたであろう構造や組み立て方は、中々楽しいものがありました。
作りやすくお値段も安いいいキットだと思いました。






Users Today : 5
Users Yesterday : 4
コメント